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  珈琲エッセイ

  日本のコーヒーは長崎から
 

日本にコーヒーが入ってきたのはいつでしょうか?
日本人で最初にコーヒーを飲んだのは誰でしょうか?
残念ながら正確には分かっておりません。そこで資料を調べてみると、このような結論となりました。

「日本にコーヒーが始めて入ってきたのは、およそ300年前の江戸は元禄時代の
1700年代初頭、長崎の出島にあったオランダ商館」

「コーヒーを初めて味わった人は、出島に出入りしていた遊女
あるいは通詞等、ごく限られた人だった」

およそ1440万年前、中央アフリカのカメルーン付近で原始的なコーヒーの木の仲間が生まれ、アフリカ大陸一帯の熱帯雨林に広がった。
66万年前、ビクトリア湖の北西付近で、ユーゲニオイデス種とロブスタ種が交配し、アラビカ種が誕生、エチオピア西南部まで広がり、森の中で氷河期を生き残り、現在のアラビカ種の起源になったといわれています。



6〜15世紀ごろアラブ人の間ではコーヒーが知られていたらしい。エチオピアで、僧オマールあるいは羊飼いカルディのコーヒー発見説が伝えられている。コーヒーはイスラムの聖職者の秘薬として、門外不出であった。しかし、16〜17世紀頃になると、オスマントルコの繁栄と共に、トルコ経由ヨーロッパへ伝来し、爆発的に流行。コーヒー栽培に強い関心を持っていたオランダは、1699年ジャワ島にて世界で始めて商業的コーヒー栽培に成功し、18世紀オランダがコーヒー貿易の主導権を握った。当時鎖国時代の日本で唯一交易の窓口であったのが長崎出島のオランダ商館であったことを考慮すると、1706年ジャワ島産コーヒーの初荷がオランダ本国に送られた頃、オランダ人が長崎出島へコーヒーを持ち込んだと推定するのが、もっとも妥当と考えられる。


日本においてコーヒーの存在を明記したもっとも古い文書は1776年オランダ船医ツンベルクの「日本紀行」です。この文書の中では「二、三の通詞が珈琲の味を知るのみである」あり、長崎に伝えられたコーヒーを初めて味わった人は出島に出入りしていた遊女あるいは通詞のごく限られた人だったでしょう。
その後、蘭学者・医者・役人等、次第にコーヒーを飲むようになります。

長崎ミニ出島

日本人初のコーヒー飲用体験記は1804年太田蜀山人の「瓊浦又綴」の中の「紅毛船にて「カウヒイ」といふものを勧む、豆を黒く炒りて粉にし、白糖を和したるものなり。焦げ臭くして味ふるに堪えず。」 そして シーボルト来航の1823年頃には、出島の外で常飲した日本人が推定されるほどに広まったことが覗えます。

このようにコーヒーが日本へ上陸した第1歩はおよそ300年前の1700年代初頭の長崎出島!
日本のコーヒーの歴史は長崎から始まり、その後150年間は長崎を舞台として展開され、明治維新の頃から、ようやく神戸・横浜・東京へと拡がっていきます。
長崎でコーヒー業を営む筆者にとって、長崎が日本でのコーヒー発祥の地であること、さらに日本でのコーヒー史の前半は長崎を舞台として展開していたこと等を思い馳せると、さらに身が引き締まる思いがあります。

そこで、コーヒーの発見、世界への普及をたどりながら、日本へのコーヒー伝来について、詳しく調べてみました。
   
  [1] コーヒーの木の起源とコーヒーの発見
  [2] アラビアからヨーロッパへのコーヒーの旅
  [3]日本へのコーヒーの伝来
  [4]日本のコーヒー黎明期
   
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